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手を浸そうと川を辿って
いつしか、さ迷い歩いていた森の中。
神聖の水。聖なる滝。
水に触れ、
滝から落ちたそこは異世界…
岩の間に落ち流れてゆく水。
風の音も打ち消されるほどの水の音。
足元に、清らかに咲く白い花。
あずまいちげ。
茶色と緑の世界に、白が映える。
左右対称の風変わりな小さな草。
ねこのめそう。猫目草。
蝶々。羽を閉じると美しい紫。
人里はなれた森。
薄暗い森の中、川辺だけが異様に明るく、流れる水を照らす。
森に緑がある限り、
存在し続ける神秘の秘境。
元の世界の戻れたが、もう行けない。
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